パチンコとは?
日本の大衆娯楽として広く認知されているパチンコですが、その発祥がいつ頃なのかはあまり知られていないでしょう。
パチンコの原型となったものは、1920年にアメリカもしくはヨーロッパから持ち込まれた“コリントゲーム”や“バガデル”のようなゲーム機と言われています。
それを基に正村竹一氏と藤井文一氏によって生み出されたのが、現在のパチンコ機の基礎となっている「正村ゲージ」という釘が打たれた盤面です。
発祥は愛知県、1930年に全国で初めてパチンコ遊技場として認定されたお店が登場します。当初は遊技者自らが玉を入れ、さらに自らが弾くという形で、さらに台の前にイスがなく、立ったまま遊ぶという遊技スタイルでした。現在のように自動になったのは30年ほど前からです。
1965年にはパチスロ(回胴式遊技機)も導入され、遊び方もさらに多様化しながら、広く世間に浸透していくことになります。戦後は国民にとって非常に娯楽が少なく、パチンコはそんな国民にとって気軽に楽しめる大衆娯楽として普及していきました。
最盛期にはパチンコ・スロットホールが全国に約3万店舗ほど、そして遊技人口も3,000万人以上も存在していたそうです
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このようにパチンコは100年近くの歴史があり、現在でも大衆娯楽として楽しまれています。もはや、ひとつの“日本の文化” と言えるのではないでしょうか。